初心者のための宝塚観劇講座

宝塚歌劇団が好きで好きで仕方ない雨宮(あまみや)が、 趣味でお送りしているブログです。 チケットの取り方から、楽しみ方、観劇マナー、 マニアックな楽しみ方まで、ご紹介します。

タグ:飛龍つかさ


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花組大劇場新人公演『ポーの一族』見てきました。

ビジュアルで本役さんを超えるにはなかなかハードルが高いのだけど。

純粋に役柄を突き詰めていったという意味では、とても心に響くお芝居でした。

序章のフランクフルト空港、プロローグは本公演と同じ。そのあとバイク四世(帆純まひろ)、ドン・マーシャル(一之瀬航季)、マルグリット(華優希)、ルイス(泉まいら)がポーの一族の説明をします。本公演の一幕の7割くらいのところまでを一気に説明しちゃうのだけど。

キングポーがバンパネラの滅亡を恐れて若いエドガーに血を与えた、とか、エドガーは自ら望んでバンパネラになったのか、とか、もしかしたらメリーベルを人間のままにするために自分が犠牲になったのでは、とか。四人であれこれ考察しながら説明するので、案外するっと入ってきてよかったです。

そして、ポーツネル一家が、「それぞれの孤独を抱えて絆で結ばれた一家」みたいな感じで紹介され。

これまたわかりやすい。

「ポーの一族」って、この孤独がメインに描かれるべき作品だと思うの。

新人公演は、登場人物たちの各々の孤独がよく見えた気がします。

脱線した。

四人の解説のあと、ホテル・ブラックプールの場面へ。

本公演の一幕と二幕の間にあたる部分に、本公演ではプロローグの後に歌われてるエドガーの「哀しみのバンパネラ」が入ります。

これも、エドガーが哀しみを抱えたバンパネラだとちゃんとわかってから聞けるのでよかった。(本公演は、みんながエドガーに共感する前に歌うので、あんまり意味がないと思ってるの)

そのあとはホテルでの婚約式につながり、本公演の二幕をそのままやった感じかな。

あすかちゃん(聖乃あすかちゃん)が最近めっきり男らしくなったので、エドガーどうなっちゃうんだろうと、期待と不安が入り混じった感じだったのですが。

ほら、本公演のエドガーの影の時も、美しいけれどわりと大人な感じなのですよ。だから。

でも、違和感なくエドガーでした。例えて言うなら、映画の「ハリーポッター」シーズン1がみりおエドガーなら、あすかちゃんのエドガーはシーズン6くらい(要するに演じる役者自体がちょっと成長してる)。まあ、ハリーポッター詳しくないんであんまりわからないけど、イメージとしてはそんな感じ。

あすかちゃんのエドガーは、ポーツネル男爵とは相入れない、わりと独り立ちした、それだけに孤独も大きなバンパネラでした。それがすごくよかったなぁ。

誰にも頼らないというか。抱えてる闇が大きい感じというか。その分アランにも執着するというか。伝わってくるものは大きかった。

技術的な部分はまだまだがんばれーという感じ。滑舌と。お歌がなんか大雑把というか集中力が最後まで持たない感じというか(笑)。声もまだまだ安定してないかな。

アランを演じた飛龍つかさくんは、めちゃくちゃうまかった。

正直なところ、ビジュアルはもうどうでもいいです。もともと漫画のアランに似ているとは言えないし、つかさくんがどうやってもアランのビジュアルにはならない。

でも、その分お芝居でちゃんと違和感のないアランを見せてくれた。

もしこの作品が小説原作だったとしたら、きっとアランはこんな人なんだろうなと思える感じ。

実際問題、エドガーとアランは100歳くらい年の差があるわけで。

ブラックプールでその時リアルに生きてるアランの「いま感」と、その時点で100年くらいバンパネラやってるエドガーの「達観した感」、いい具合に違いが出てたように感じます。

これは、本公演では思ったことない感じ。

あ、みりおさんのエドガー単体では、人間時代から100年、200年後に落ち着きが増してゆくのがわかるけど。100年経った時点のリアル人間との差はあまり感じてなかったから。

そして、本公演ではただのサービスシーンだと思っていた、エドガーとアランが銀橋で「イバラ」とか「血」について話して抱き合うところも、ようやく意味がわかりました。

いや、本公演もうちょっと真剣に見ろよって話でしょうが。なんかビジュアルが先行しすぎて中身入ってこないのよ。逆に。

あとは…アランの歌の歌詞がようやくちゃんとわかったよ…。

ただ、新公バージョンはエドガーとシーラの出会いがカットされていて、その淡い恋心をフォローする場面がないので、銀橋で好きな人はいないの?みたいな話するときのつじつまが若干合わなくて残念ではあったけれど。まあ仕方ない。

とにかく、つかさくんのアランがとてもよかったです。

他にもステキなお芝居たくさんあったので、続きも後で書く。

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花組東京新人公演『邪馬台国の風』を
観劇してきました。

新人公演を見ると
「これってこんな話だったのか」と
目から鱗的な感じになることが多いのですが、
今回もそのパターン。

大劇場の新人公演も相当よかったのだけど、
今回はさらに泣いた。

もう一度言います。

私は『邪馬台国の風』で泣きました。
しかも3度も(笑)。


主演のつかさくん(飛龍つかささん)、
無理して背伸びしない、
等身大の素直な役作りをしてて、
とってもよかった。
素直に喜び、素直に驚き、
素直に抱きしめる。
感情と行動がぴったり一致してる。

その一方で、ヒミコに対しての気持ちにも
一本しっかりと筋が通っていて、
どこか心の底で惹かれ続けている。

だからこそ「あなたは女王として生きる」と言ったり、
最後に「戦のない世にまた会おう」と言って
自分の気持ちに蓋をして語る時、声が震える。

できることなら一緒にいたい、
でもそれが「なんか違う」「こうじゃない」。

自分の人生でもあるじゃないですか、
「なんかしっくりこない」ってこと。

タケヒコにとって、ヒミコと一緒にいることが
まさにこの「なんかしっくりこない」
「こうじゃない」って感じだったのではないかと。
すごく好き、すごく思ってる、大事にしたい、
そんな気持ちと、実際に一緒に居続けることは
必ずしもイコールではない。

惹かれあってはいるけれど、
一緒にいることがお互いの幸せにはつながらない。

なんかすごく難しいけれど、
つかさくんのタケヒコには、
そんなものを感じたのでした。

華優希ちゃんのヒミコは、
儚くてもろくて、壊れそうで。

いつもどこかタケヒコに
すがるような目をしていて。
目が「行かないで」「抱きしめて」って
訴えてるみたいだった。

ヒミコの孤独、
ある種の絶望、諦め、
その中にタケヒコという希望が見えた。

そんな彼の言葉に振り回され、
最後の最後まで
「一緒にいて」とは口にできなかった
ヒミコという少女の
苦しい心のうち。

遠い国から巫女になるためにやってきて、
道中、襲われたところを救ってくれたタケヒコ。
彼に思いを寄せるのは当然の流れ。
そして彼が、
生まれ変わっても一緒になると信じている男だとなれば、
それはなんとしても引き止めたいと思うよね。

その引き止める一言を
自分からは言えないヒミコのもろさ。
そして切なさ。

華ちゃんの目が
その全てを語ってた。
あとはお歌がんばれ!

いいバランスの主演コンビでした。
タケヒコがヒミコのところに
忍び込んだ時も泣いたし、
ラストシーンも泣いた。

まさか、『邪馬台国の風』でこんなに泣くとは
自分でも思ってませんでした(笑)。

他にも素晴らしいお芝居してる人
たくさんいたので、続きはまた。
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昨日行われた、花組大劇新人公演
『邪馬台国の風』のニュースまとめ。

つかさくん(飛龍つかささん)は
時折とても声がみりおさん(明日海りおさん)に似ていて、
ドキッとしました。
あと、お顔が蘭寿とむさんに見えることもあって。

お歌も上手だったし、
何より兵士という役が似合ってた。
いい新人公演でした。

で、ニュースまとめ。

宝塚歌劇花組・飛龍つかさ初センター好演「人とのつながりを大切に」 : スポーツ報知
入団6年目、98期生の若手ホープ・飛龍つかさが新人公演初主演。邪馬台国の若き兵士・タケヒコを演じ、カーテンコールでは「タケヒコは人に対して優しく、強く、まっすぐに前を向ける人物。私も、人と人とのつながり、相手を思う気持ちを大切に舞台を務めたいと思いました」と役を通して、さらなる成長をファンに誓った。
 しっかりした歌唱力で初センターを好演した飛龍は終演後、「責任もあると思うので、今、感じている気持ちを大切に本公演も頑張りたい」と、さわやかな表情を見せた。

宝塚花組・飛龍つかさ、新人公演初主演「包容力男役目指したい」/芸能/デイリースポーツ online
 終演後のあいさつでは「私が演じたタケヒコは優しく、まっすぐな人物。私も舞台にまっすぐに向き合いたいと思いました」と初々しい様子を見せた。オープニングでは舞台中央でスポットライトを浴びたが「もうまぶしくて…初めての経験だったので。でもうれしかったし、あの歌でタケヒコになれた」とはにかんだ笑顔を見せた。
 本役のトップスター明日海(あすみ)りおからは、舞台はもちろん「普段の優しさや包容力が、舞台の男役につながっていらっしゃる。私も普段の生活から心がけて、包容力のある男役を目指したい」と目を輝かせた。

宝塚歌劇団のニュース - 入団6年目のホープ飛龍つかさ 新人公演で初主演「最初のライトがまぶしくて…」 - 最新芸能ニュース一覧 - 楽天WOMAN
 宝塚歌劇団花組公演「邪馬台国の風」の新人公演が20日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団6年目のホープ、飛龍(ひりゅう)つかさが初主演を果たした。
 女王ヒミコに恋い焦がれながら、国を守るため戦い抜く青年の物語。登場の場面からまぶしいほどのスポットライトの中、いきなり主題歌をろうろうと歌い上げた飛龍は、その後も堂々とした演技と歌唱力で客席を魅了。身長1メートル71と、最近の男役では決して恵まれた体格ではないが、それ以上に華やかさが舞台に映えた。

入団6年目のホープ飛龍つかさ 新人公演で初主演「最初のライトがまぶしくて…」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
終演後には「最初のライトがまぶしくて、そんな経験したことがないので、うれしい気持ちが湧いてきてプロローグのナンバーで役と自分がリンクできたような気がします」と手応えを口にし「今、感じている気持ちと責任を大切にずっと生かしていきたい」とさらなる精進を誓った。
 さらに入団4年目の華優希(はな・ゆうき)が初ヒロインで女王ヒミコを熱演。「最初の場面は緊張で体がグラグラしてしまって…」と初々しく振り返っていた。

【華麗なる宝塚】花組・飛龍つかさ、尊敬する明日海りおが「一から役作りする姿」を見て感動-新人公演「邪馬台国の風」で初主演(1/2ページ) - 産経WEST
「まさかという気持ちと、驚きと喜び。同時に責任感と、自分にできることを精いっぱい頑張りたい思い、自分に対する期待が込み上げました」。的を射た言葉が印象的な、聡明(そうめい)な人だ。
 オリジナル作ゆえに、本公演で主人公を演じるトップ、明日海りおが一から役作りする姿を見ることができた。「毎回違う取り組みをされながら、作っていく過程がとても繊細で緻密。感動しました」
 
魅・宝塚、たゆまぬ挑戦:自分を客観的に見つめて 花組・飛龍つかさ - 毎日新聞
 入団6年目の花組男役、飛龍(ひりゅう)つかさが「邪馬台国の風」新人公演(20日・宝塚大劇場)で初主演を射止めた。「『まさか』という驚きと喜び、そして自分への期待がこみ上げてきた」とはじけるような笑顔を見せる。
 前回の大劇場での新人公演「金色の砂漠」で王の役を演じたのがターニングポイントになった。

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