先週、専科・宙組公演『パパ・アイ・ラブ・ユー』を観劇しました。

あのね、前知識なしで行ったのです。

「バウ・コメディ」って書いてあるので、コメディなんだろうなー、くらいで。

そうしたら！

めちゃくちゃおもしろかったのであります！

というわけで感想を書く。





 
まず、轟悠さんがおもしろい。

前に『神家の七人』やった時もコメディだったけど、正直なところ轟さんには若すぎる役だなと思ったのです。

が！

今回は！

17歳の隠し子がいる設定！

ちょうどいい！

いい具合の渋さ。

そしていい具合のチャラさ。

で、ちょうどいいくらいのダメ男さ。

もうこの設定だけで、あとは何やってもおもしろくなる（気がする）。

ここ数年心配していた声の調子もよくなっているように感じました。


轟さんの同僚の医師を演じたまりんちゃん（悠真 倫さん）は、さすがのお芝居。

ちなみに、特徴的なマッシュルームカットは地毛で作っているんだとか（←スカステニュース見るまでかつらだと思ってた！）。

おっとりした男性の役なのですが、まりんちゃんが舞台に出てきた瞬間に「あー、ゆるーいおっとーりした人なんだろうなぁ」と性格が一目でわかる。

ゆっくりしゃべるのって案外難しいようで、わざとらしく聞こえることも多いのだけど。

まりんちゃんは本当にそのテンポでしゃべって動いて生きてる人みたいだった。他のキャラとの掛け合いの間合いも絶妙でした。


轟さんの妻を演じたららちゃん（遥羽 ららちゃん）も最高。まず外見がもう可愛い美しいかっこいい。金髪の地毛を綺麗にアップスタイルにしているのも綺麗。

轟さんに嘘をつかれていることに気づかずにガンガン質問していく、まあ、ちゃんとした女性なんですよ。それが、ことの流れを見ている客席の我々からは空気読めない女性に見えるのだけど、それがまた可愛くてねぇ。

とにかく可愛かったのでした。


そして轟さんの元恋人で隠し子の母であるもあちゃん（愛白 もあさん）。ららちゃんとは正反対のタイプのイケイケ女子なのですが、おもしろかっこいい美人でした。

コメディに体当たりで挑戦していて、いい女優さんだなぁと感じたのでした。


で、もあちゃんと轟さんの息子がるいまきせくん（留依 蒔世さん）。

彼ももともと芝居も歌もうまいのですが、コメディセンスもあり。そういや彼が新公主演をした『王妃の館』もコメディでしたね。

最後はまりんちゃんとるいまきせの、ちょっとほろりとするような場面もあって、実にいいお芝居でした。


そして、婦長を演じた星月梨旺さん。さすが芸達者な94期。女役に挑戦だったのですが、もう理想（憧れという意味ではなくて（笑）、理想のおもしろさ）の婦長さんでした。

2時間ドラマで高畑淳子さんがやりそうな婦長さん（笑）。

美月悠くんも、轟さんに上から物を言うおじさん役を難なくこなしてたし、セクシー看護婦の桜音れいちゃんもめちゃくちゃかわいかったし、後輩医師の真名瀬みらくんも安定したお芝居だったし。


とにかく、出ているキャスト全員のことが好きになるような演目でした。よい公演だったなぁ。


で。


最後に眺めのフィナーレがついていたのですが。


誰ですか、娘役ちゃん全員にミニスカナース服を着せてエロいダンスを踊らせたのは！！！！！


めちゃくちゃ可愛いじゃないか！！！！！！！！


全員じっくり見たくて、全然時間足りなかった！


あああああああああああああ。


私の中のおじさんが覚醒した時間でした。



とにかくとてもおもしろい公演でした。

スカステでオンエアされたらぜひ見てみて。


物語の舞台がクリスマス時期なので、クリスマスの頃に再演したらいいんじゃなかろうか。

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