初心者のための宝塚観劇講座

宝塚歌劇団が好きで好きで仕方ない雨宮(あまみや)が、 趣味でお送りしているブログです。 チケットの取り方から、楽しみ方、観劇マナー、 マニアックな楽しみ方まで、ご紹介します。

タグ:田渕大輔


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昨日、星組の瀬央ゆりあさんのバウ/KAAT主演公演が発表になりました。
 
2022年 公演ラインアップ【宝塚バウホール公演/KAAT神奈川芸術劇場公演】<2022年2月・星組『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』> | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ
2022年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚バウホール公演/KAAT神奈川芸術劇場公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   
星組公演
■主演・・・瀬央 ゆりあ
◆宝塚バウホール:2022年2月1日(火)~2月13日(日)
<一般前売:2022年1月8日(土)> 座席料金…全席5,500円
◆KAAT神奈川芸術劇場:2022年2月19日(土)~2月25日(金)<
一般前売:2022年1月29日(土)> 座席料金…S席8,300円 A席5,000円

ミュージカル・コメディ 『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』
原作/オスカー・ワイルド
脚本・演出/田渕 大輔

オスカー・ワイルドの戯曲「An ideal husband(理想の夫)」をもとに、独身貴族の青年が、“理想の夫”とされる親友のスキャンダルを巡って、やがては真実の愛に辿り着く姿をユーモラスに描く。 舞台は19世紀末のロンドン。プレイボーイの子爵アーサー・ゴーリング卿は、友人であるロバート・チルターン議員の邸で開かれた夜会を訪れる。そこには、アーサーと関わりの深い三人の女性の姿があった。 かつて密かに惹かれ合いながらも、現在はロバートの“貞淑な妻”であるガートルード。顔を合わせればいつも喧嘩になる、ロバートの勝気な妹メイベル。そしてもう一人、財産目当てでアーサーに近付いたものの、更に良い条件の相手と結婚するため、アーサーとの婚約を三日で破棄した過去を持つ、ローラ・チーヴリー夫人だ。 今やウィーン社交界の花形となったローラが故郷に戻り、チルターン邸を訪ねたのには訳があった。それは政界一高潔な紳士と名高いロバートに、ある“切り札”を突き付け、彼女の不正に加担する議会演説を求めること。 「地位を守るため脅しに屈するか…はたまた、身を亡ぼしてでも正義を貫くべきか…?」 苦悩するロバートから全てを打ち明けられたアーサーは、彼の窮地を救うべく奔走することになるのだが…   

田渕先生だけど、原作ものだから……少しは……(察して)。しかし、公演解説が長くてわかりづらいのが引っかかる……(笑)。

娘役ちゃんたちに活躍の場がありそうなので、そこは期待しています。


それはそうと!

せお!!!!

初東上おめでとう!!!!!!!

来年の「宝塚カレンダー」に名前がなかったのは、主演公演発表前だったからだと信じてる……!



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先週、花組大劇場公演『アウグストゥス』の「ル・サンク」を入手しまして。そもそもの歴史がわからないので、ジョン・ウィリアムズ『アウグストゥス』もついでに購入しまして。

アウグストゥス漬けなゴールデンウィークを過ごしています。





この書籍版『アウグストゥス』のおかげでちょっと歴史が補完(とはいえ、こっちも歴史創作物語なんだけど)され、ちょっと雰囲気がつかめてきました。

「ル・サンク」を読んで改めて「これどういう意味?」「どこにつながるの?」と感じる部分とか、「こんなこと言ってたんかい!」ってことが出てきたので、拾って勉強していきます。


●アティアのいう「伯父様の新しいお友達」とは
→クレオパトラでOK?

●アティアがブルートゥスに向かって「これでまた昔どおりね」と言うけれど、これアントニウスが「カエサルを裏切りポンペイウスに寝返った」って言ってからじゃないと意味わかんないよね。アティアとブルが不倫でもしてるのかと思ったという友人がいました(笑)。

●議員たちの歌う「心に剣を隠し 偽りの微笑み たたえよう」とは
→ ブルートゥスを含め議員たちはカエサルのことをよく思っていない、ということでいいんですよね。ブルートゥス一派がカエサルを暗殺するのだけど、これ歌ってる議員の中には一派が誰も入ってないので軽く混乱する。ブルートゥス一派も入れてくれればいいのに…。

●オクタヴィウスがヘロドトスの言葉を引用した理由は?
→嫌味なのか本当に空気読めずにいってるのかわからなかったんだけど、台本には「当てつけて」って書いてあったや。でもそうすると、冒頭のオクタヴィウスの天然キャラとあわない気がする。それとも、冒頭もわざとバカなフリしてるのか?

●ブルートゥス、カエサルにむかって「神に愛されし…」と祝いの音頭を取る。これも「心に剣を隠し 偽りの微笑み たたえよう」てことでいいんですよね。いいと思います。自己完結。

●宿敵の娘であるポンペイアが、なぜユリウス家邸宅にしれっと入り込めているのか謎。警備どうなっとる。父とのことを承知でカエサルを祝いに来た、とでも言ったのだろうか。

●凱旋式のあとの宴を開いたのは、「これまで対立していた議員たちとの和解のため」だから、「宿敵の娘が命を狙ったことも無罪放免」というイコールがどうもしっくりこない。

まあ、敵の恨みを許すことでこちらにはもう敵意がないと示したいのだとは思うけど…。カエサルが「これぞ政治、これこそが共和制」だというのなら、命を狙った者にはそれ相応の罰があるべきだと思ってしまう。 これって現代的な考え方なのかしら。

●ポンペイアがオクタヴィウスについて「自惚れた優しさで人の心の支配できると思ってる」と言うその感想は正しい。

が「いつか後悔するといいわ、今夜私を助けたことを」という壮大な前振りの回収がどこなのか、いまひとつわからない。

●民衆の歌う「パンとサーカス」ってなんだと思ったら。

パンとサーカス - Wikipedia
地中海世界を支配したローマ帝国は、広大な属州を従えていた。それらの属州から搾取した莫大な富はローマに集積し、ローマ市民は労働から解放されていた。そして、権力者は市民を政治的無関心の状態にとどめるため、「パンとサーカス」を市民に無償で提供した。現在の社会福祉政策をイメージさせるが、あくまでも食料の配給は市民の権利ではなく為政者による恩寵として理解されていた。また食料の配布は公の場で行われ、受給者は受け取りの際には物乞い行為が大衆の視線に晒されるリスクを負わされた。この配給の仕組みによって無限の受給対象者の拡大を防ぐことが出来た。
まじか。嘘だろ……。

こんなのさらっと歌われてもわからないよおおおおおおお、田渕せんせええええええええ! え、常識なの? 私が知らないだけ? 知らないよね? 知りません😭

●オクタヴィウスが笑顔で手を振ると、民衆の女が熱狂して倒れるくだり。言いたいことはわかるけど…わかるんだけど……。

●マエケナスが外交担当で本業は役者だって名乗るけど、外交担当らしいことも役者らしいこともその後なんもしてなくない?
→エジプト遠征の時とかどうしてた?(後日検証します)

●アグリッパがマエケナスに「筋肉頭」と揶揄されなくてはならない理由は? 
→筋肉頭ぽいエピソードがないので、なんか初対面でdisってるだけに見えてあまり気分がよくない。

●カエサルが就任した「終身独裁官」とは。
→つまり、カエサルは任期を撤廃して事実上の君主制のような立場についたということかな。

独裁官 - Wikipedia
ローマにおける行政の長は、毎年2人任命される執政官であった。しかし、外敵の侵入や疫病の流行、政治的混乱など、国家の非常事態が発生した場合、権力が分散されているのは非効率的である。そこでローマは、そういった場合にはただ1人に強大な権限を与えて事態に対処させることとした。これが独裁官が誕生した理由である。ただし、任命された者が無制限に権力を行使しないように、その任期は短期間(通常6ヶ月)とされていた。独裁官は、ローマの元老院が非常事態と認定した時、元老院の要請によって執政官が指名した。
独裁官 - Wikipedia
ガイウス・ユリウス・カエサルは終身独裁官である永久独裁官(英語版)(ディクタトル・ペルペトゥオ)となり[1][2][3]、共和政を破壊してローマは帝政樹立へと大きく踏み出した。その後カエサルは暗殺され内戦が勃発したものの最終的にはカエサル派が勝利を収めた。最後に同じカエサル派でもライバル関係にあったアントニウスを下したアウグストゥスにより、実質上共和政は終焉を迎えた。

●カエサルが終身独裁官についた時、アントニウスは。
→カエサルによって、カエサルの補佐役に指名されたと見ていい。これは後継者だって勘違いするよねー。カエサルの親戚も妻に迎えるんだしねー。うん。

マルクス・アントニウス - Wikipedia
紀元前48年にカエサルが二度目の独裁官に就任した際には、マギステル・エクィトゥム(騎兵長官)に指名された。キケロはアントニウスを「肉体が頑丈なだけが取り柄の無教養人で、酒に酔いしれ下品な娼婦と馬鹿騒ぎするしか能のない、剣闘士並みの男」と評した。
マギステル・エクィトゥム - Wikipedia
独裁官(ディクタトル)が置かれたときに、独裁官がその補佐役としてマギステル・エクィトゥムを指名した。なおポエニ戦争中のマギステル・エクィトゥムは元老院の議決により指名された。マギステル・エクィトゥムの職にあったものが死去した際は、代わりのマギステル・エクィトゥムを指名する必要があった。
日本語では「騎兵長官」と訳されることが多いが、この名は、独裁官が指名される原因となった戦争で、主力である歩兵を独裁官自身が指揮するのに対して、マギステル・エクィトゥムが騎兵の指揮を担当したことに由来する。

●そんなアントニウスが「カエサルが次に目指すはパルティア遠征」という、「パルティア」とは。
→古代イランの王朝・パルティア。ローマとはよく衝突していたもよう。

パルティア - Wikipedia
前1世紀以降、地中海世界で勢力を拡大するローマと衝突し、特にアルメニアやシリア、メソポタミア、バビロニアの支配を巡って争った。
パルティア戦争 - Wikipedia
第一次パルティア戦争 : 紀元前53年、マルクス・リキニウス・クラッススによる遠征。カルラエの戦いでパルティアが勝利を収めた。 

第二次パルティア戦争(英語版) : 紀元前39年、マルクス・アントニウスによる遠征。
●アレクサンダー大王が成し遂げた偉業”パルティア遠征”とは。
→アレクサンダーが東征により支配した地域が、その後支配の力が衰えてパルティア王国建国へと至った。というわけで、アントニウスは「アレクサンダー大王みたいに、俺たちもパルティア王国のあたり全部支配しましょうぜ、カエサルさまっ!」と言っているわけですね。

パルティア王国
 アレキサンダーの東征によって紀元前330年にアケメネス朝ペルシャが滅びた後は、中央アジアはアレキサンダーの後継者の1人、セレウコス朝の支配下に入る。しかし間もなくセレウコス朝の力は衰え、紀元前247年にパルティア(アルケサス朝)が建国された
 
本日はここまで。

次はブルートゥスについて勉強します。

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