観劇した時に、いろいろ感想をメモしていたりして、それをブログにアップしているのですが。
たまに1幕分しか書いてなかったり、あまりにすごい作品を見てぼんやりしてしまったり、書きかけのまま放置していたりして、何を言いたかったのか忘れてしまうこともあります。
昨日メモを整理していたら、2020年9月11日に日生劇場で観劇した宙組『FLYING SAPA -フライング サパ-』の感想が1幕分だけ出てきた。
ので、超いまさらですが、自分用のメモとして置いておきます。1幕の感想しか書いていないので、ぜひ結末はスカステで放送された折りにご確認を。(もう放送されたっけ?まだだよね?あれどうだっけ)
基本的に私はSFというのがあまり得意ではなく。
というのも、見たことも聞いたこともない新しく設定されている世界を、劇中で与えられる情報をもとに脳内でイチから構築して、その上で芝居を見なくてはいけないから。
日常のドラマを見るよりも、頭を使うからですかね(笑)。
『FLYING SAPA -フライング サパ-』はSF作品なのだけど、何かひとつ疑問に思った次の瞬間にはその疑問が的確に解説される、謎解きのような気持ちよさがあった。
そして、その中にふわっともやっとした不安のようなものが残る気持ち悪さ。
そしてその気持ち悪さが1幕終わりに回収される気持ちよさ。
言語や宗教、そこに基づく文化の違いが争いを生むというのは、人類の長い歴史にずっと続いている課題で。『FLYING SAPA -フライング サパ-』では、それを排除するとどうなるかという設定に挑んだのがおもしろい。
言語や宗教や文化の違いは、最も小さい単位で考えると一人一人の育った環境であり、家庭である。
他人と関わるとき、ふとした瞬間に「これは私とは違う他人だ」と感じて、なんとも言えない浮遊感や孤独を味わうことがあるが、1幕のラストはまさにこの気持ち。
肌が触れ合う近さにいても、何かが遠いと感じる違和感。そんなことに思いが巡り、怖くなった。
ーー
と、ここまでメモしてた。
改めて感想読んでいたら、自分でももう一度見たくなった(笑)。
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