初心者のための宝塚観劇講座

宝塚歌劇団が好きで好きで仕方ない雨宮(あまみや)が、 趣味でお送りしているブログです。 チケットの取り方から、楽しみ方、観劇マナー、 マニアックな楽しみ方まで、ご紹介します。

タグ:『蘭陵王』


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今年、書きかけたままほったらかしになっている記事を洗って年末を迎えた雨宮です。

記事タイトルを書いて、何組か分類して、そのままほったらかしになっているものもあるので、ずいぶん経ってから見ると、自分でも何を言いたかったのかわからないものもたくさんあります。


でも、なんかすごい気になるタイトルも残されている……。


2月14日、雪組について「劇場行くのがつらかった」と書いているのだが、どうした自分!? 一体何があった!? (たぶん『ひかりふる路』で号泣しすぎたんだと思う)(だがしかしバレンタインだぞおい)


今年見られなかった公演。

『Senhor CRUZEIRO(セニョール クルゼイロ)!』 —南十字に愛された男—
『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』
『WEST SIDE STORY』(梅芸)
『ハッスル メイツ!』
『デビュタント』
『タカラヅカスペシャル2018 Say! Hey! Show Up!!』

バウはほとんど見られなかった…。年々バウのチケット難が恐ろしいことになってきている。

で、見られなかった分、今年の観劇回数は平均値(私的に)でおさまった。よかった(笑)。


2018年深く印象に残った公演

花組『蘭陵王』

今年一番の収穫はなんといってもやっぱり花組『蘭陵王』。

前にも書いたけど、出演者全員のことが好きになった公演だった。

月組『エリザベート』東京新人公演

月組『エリザベート』東京新人公演もすごくよかった(のに感想書いてない)。

ありちゃん(暁千星さん)演じるトートは、本公演新人公演含めて歴代3本の指に入るくらい好みのトートだった(いやマジで)。

喉の調子がよくなくて、声もかすれてたのは残念だけど、だからこそそっと丁寧に声を出していて、それが逆にセクシーだった。

孤高のトートで、ちょっと寂しげで、でもシシィを愛すること、シシィに愛されることにどこか自信があって。黒天使が「うちの閣下かっこいい」ってリスペクトしてる感じもあって。  

なんかすごくかっこよかった。

月組『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~』日本青年館公演

月組『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~』も最高だった。

れいこちゃん(月城かなとさん)のお芝居に引き込まれて、観劇しながら味わった感覚が忘れられない。

宙組『天(そら)は赤い河のほとり』大劇新人公演

宙組『天(そら)は赤い河のほとり』大劇新人公演も印象的だった。じゅりちゃん(天彩峰里ちゃん)の演じるヒロイン・ユーリの成長がはっきりと見えて、とってもいいお芝居だった。

月組『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』東京公演

月組『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 、実は東京で2回見ただけなのですが。

これ、大劇で見なくてよかった…見てたらハマって遠征やばいことになってたはず。たま様(珠城りょうさん)もかっこよかったし、みやちゃん(美弥るりかさん)も最高だったし。

結愛かれんちゃんのエロいダンス(←て書くとなんか申し訳ないけど)もとにかくめちゃくちゃセクシーで。眼福でした、ただひたすら。

星組『うたかたの恋』中日公演

星組中日『うたかたの恋』も、いろんな意味で斬新でおもしろかった。紅さんが白い王子をやると、どこかクレイジーになるところが好き。

雪組『ひかりふる路(みち)』東京公演

雪組『ひかりふる路(みち)』は昨年に引き続きただひたすら大好き。『蘭陵王』見るまでは「今年の一番好きな公演も昨年に引き続き『ひかりふる〜』になりそうだな」とか言ってたくらい。

(いや、昨年のナンバーワンは『オーム〜』て書いた…っけ? あ、書いてないや…。これは贔屓目なしに選んだ場合ね)

今年もたくさんの素晴らしい作品(とそうでもない作品・笑)に出会いました。たくさんの楽しみをくれた宝塚のみなさま、ありがとうございました!

さて、来年はおそらく星大劇から観劇スタートです。


こないだ大劇の前を通ったら改修工事してたけど、何が新しくなるのかな。この壁の写真も見たよー。大階段群舞は花組さんです。

今年も当ブログをお読みくださり、ありがとうございました。

たまにですね、リアルでお知り合いになる方に「もしかして………ブログ………書いてませんか?」って聞かれます(笑)。そんな時は素直にカミングアウトしています。どうやら、なんとなくわかるらしい。

というわけなので、もしどこかでお会いする機会があったら、ぜひ仲良くしてください(笑)。

では、良いお年を!
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個人的に今年一番好きな演目『蘭陵王』(もう何度目かの告白)。

まさかこんなに好きになるとは思わなかった。

どの演者さんにもセリフや歌があって、木村先生がアテガキしてるんだろうなって思う部分もたくさんあって。

作品の魅力だけでなく、先生の愛情も感じられるのでした。

で。

雨宮さんがちょいちょい愛でている、99期の帆純まひろくん。

今回の公演で初スチール(でも販売されず)、初『NOW ON STAGE』出演、初の「主な配役」入り(プログラムで)。

なんか彼に風が吹いてきてるんじゃないのー!?

新人公演主演できそうなイケメンだと思って見守り続けて早4年(長っ・笑)。

そろそろ実力もついてきたし、いいんじゃないですか、劇団様。



帆純まひろの冷たさは色気だ

私が初めて帆純まひろくんを認識したのは、2014年の中日『ベルサイユのばら』(いま確認してみたら、これが初組子としての出演だったのね)。

まずは「こんなイケメン、花にいたっけ」ってなって(笑)、深刻な場面でもめちゃ嬉しそうに踊ってて(おい)、舞台に立つのが本当に嬉しいんだなぁがんばれー、と思ったのが最初の記憶です。

その後も花組観劇するたびにちょいちょいチェックしていて。

お芝居うまいなと思ったのは、『新源氏物語』の新人公演で六条を演った時。中卒入団なのでまだまだ若かったと思うのですが、なんだかわからない色気があった。

その後は、可愛さが戻ったり、なんかもっさりしてたり(失礼)、やんちゃだったり、まあいろんな時期を経まして。

前にも書きましたが、今年に入って急激に男役としての色気を増してきた。


で、今回の『蘭陵王』では、高緯の寵愛を受ける逍遥君という役を演じていたわけです。


逍遥君は男の役といいつつも、いわゆるただのイケメン男役ではなく、女性的な色気を持ちつつも女性ではない、女子が好きな「ミステリアスな美男子」みたいなもので。1周まわってすごく難しそうな役である。と思うのです。

まひろくんは笑うと可愛いのですが、冷ややかな顔をしていると妙に色気がある。

逍遥君も、高緯に向かって微笑んでいるときや、将軍にお愛想振りまいてるときは可愛いのだけど、いったん顔を背けたら恐ろしいほど冷たい顔になる。それがまた、なんとも言えない色気で。

触れたら冷たいんだろうけど、彼が何を考えているのか気になってしまう。

ある意味、絶対に手に入らない人としての憧れというか。

柚香光が「お願いわたしのことも見て!」と思ってしまう色気だとしたら、まひろくんは「触れられないけどずっと見ていたい」と思う色気というか。


まひろくん、ずっと等身大の元気な男の子みたいな役が多かったので、逍遥君の色気は収穫でした。

またこういう役の彼を見てみたい。

生田先生、お願いします。

【ややネタバレ】これ、ダブルヒロインですから。:花DC『蘭陵王』感想(1) : 初心者のための宝塚観劇講座

高緯(瀬戸かずや)の生き方に超共感する:花DC『蘭陵王』感想(2) : 初心者のための宝塚観劇講座 

蘭陵王が歌う「梨の花」とは:花DC『蘭陵王』感想(3) : 初心者のための宝塚観劇講座

逍遥君(帆純まひろ)は何を考えていたのか:花DC『蘭陵王』感想(4) : 初心者のための宝塚観劇講座 

高緯と逍遥君のジェンダーについて考える:花KAAT『蘭陵王』感想(1) : 初心者のための宝塚観劇講座 
 
デュエットダンスで泣いた。:花KAAT『蘭陵王』感想(2) : 初心者のための宝塚観劇講座  

公演が終わってもう確認できないことが恐ろしくなった:花KAAT『蘭陵王』感想(3) : 初心者のための宝塚観劇講座 

京三紗さんの語り部が最高すぎて……(涙)!:花KAAT『蘭陵王』感想(4) : 初心者のための宝塚観劇講座

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