いつも見出しに「感想(1)」とか書いてますが、(1)だけで終わることも多々あるので続き書いてない時はすいません。
滑り込みで、愛ちゃん(愛月ひかるさん)主演の日本青年館公演『不滅の棘』を観てきました。
観て、きました。
きました。
きました。
私、愛ちゃん好きなんです(いきなり告白)。
このあたりでやたら絶賛している。
限りなくエロいルキーニ、愛月ひかるさん。 : 初心者のための宝塚観劇講座
愛ちゃんの「ファーストフォトブック」メイキング映像にデレる。 : 初心者のための宝塚観劇講座
なんか、私の周りは愛ちゃんに厳しい人が多いので、せめてブログでは盛大に讃えたいのです。
前々から語っているように、私は愛ちゃんが娘役さんと組んだ時の感じが好き。どことなく下心が見えるというか、どんな娘役さんと組んでいても、相手役さんに間違いなく一番の愛情を注いでいる感じというか、必ず自分のモノにしてやるみたいな感じというか。なんか生々しい感情が見えるところが好きなのです。
『不滅の棘』は、そんな愛ちゃんの生々しい感情が、さらに一段上がった表現になった感じがした。
『不滅の棘』はすごく雑に言うと、300年前にとある医者が、自ら発明した不老不死の薬を自分の息子である宮廷歌手を実験台にして飲ませ、不老不死となってしまった息子は女をとっかえひっかえしながら歌手として現代まで生きながらえているという話。
人は必ず死ぬ。
でも死なないとなったら?
ゴールの見えない道をどうやって走ればいいのか。
『ポーの一族』にも似たテーマではあるのだけど。
一人で生きていかざるをえない主人公エロールの寂しさみたいなものが、愛ちゃんの目の奥にずっとあってね…。
愛する人と息子が目の前から消え、一緒にいられなかったことを何年も経ってみんな死んでしまってから悔やむ姿とかね。
若い頃エロールと関係を持った(たぶん)おばあさん・カメリアが迫った時、ちゃんと相手をしてあげる悲しい優しさとかね。
生々しい感情の奥に、悲しさとか苦しさみたいなものがあって。
なんかすごく泣けた。
終演後は誰ともしゃべらずに、この感情をひとりでじっと味わいたいタイプの作品でした。
あ、それでタイトルに書いた「すんごいドリーム」ってなんだよって話ですよね。
作品中で、愛ちゃんがいろんな女性に言い寄られて、それを全部ちゃんと相手してあげてるのだけど。若い娘さんからおばあさんまで、わけ隔てなく相手してくれるんですわ。ちゃんとそれなりの愛情(同情かもしれないけど)を持って接してくれる。
こんなドリームってないよ!
カメリアがエロールへのトキメキをずっと胸に抱いていること、気持ち悪がらずにちゃんと受け止めてくれる。
ドリーム中のドリームだよ!
ただ、最後にタチアナ(せいこちゃん/純矢ちとせさん)が”氷のベッドに寝かされてるみたいだった、がっかり!”みたいなこと言うので、相手をしてあげた先で何が起こっているのかは不明です(笑)。自分勝手でへたくそなのかもしれない(そういう言い方やめて)。
で。愛ちゃん、カッコイイところは普通に超絶かっこよかった(普通なのか超絶なのかどっちだ)。愛ちゃんの、ちょっとやりすぎ感のあるキザり方って、ほんのり花組っぽくもある。だからなんか好きなのかなー。
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