初心者のための宝塚観劇講座

宝塚歌劇団が好きで好きで仕方ない雨宮(あまみや)が、 趣味でお送りしているブログです。 チケットの取り方から、楽しみ方、観劇マナー、 マニアックな楽しみ方まで、ご紹介します。

カテゴリ: 雪組


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おととい10月21日から東京建物 Brillia HALLで始まった、宝塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary 『Greatest Dream』、行ってきました。



21日の出演は平みちさんを筆頭に、杜けあきさん、一路真輝さん、紫ともさん、えまおゆうさん、和央ようかさん、月影瞳さん、貴城けいさん、水夏希さん、舞風りらさん、白羽ゆりちゃん、望海風斗さん、愛原実花ちゃん、愛加あゆちゃん、舞羽美海ちゃん、朝月希和ちゃん、真彩希帆ちゃん。

そして未来優希さん、緒月遠麻さん、真波そらさん、沙月愛奈ちゃん、蓮城まことさん、笙乃茅桜ちゃん、彩月つくしちゃん、坂井美乃里さん(鳳華はるなさん)、大原万由子さん(陽向春輝さん)、桜庭舞ちゃん、ゆめ真音ちゃん(娘役として出演してたのー!)。

21日17時公演は配信もされていたので、ご覧になった方も多いかと思いますが。ALLキャストバージョンで、真彩ちゃんはこの日が初日で千秋楽!要するにこの日だけの出演。というわけで、どうしてもこの日に見たかったのです。

宝塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary 『Greatest Dream』 |梅田芸術劇場
雪組の歴史を振り返り、出演者やその時代で特に印象に残る楽曲やシーンを 厳選して構成、全幕ALL宝塚歌劇の楽曲でお送りいたします。 日替わりメンバーによる夢のコラボ、“THE 雪組”をご堪能いただけます。 Special ALLはレジェンド麻実れい他が出演し、さらにグレードアップしてお送りいたします。
 
(以下ネタバレ含みますので、これからご観劇の方はお気をつけください)
(といってもお芝居ではないので、何かオチがあるわけではないし、フリートークの担当も毎回変わりそうな感じなのでアレですが)(どれ)


 
OG公演のたびに言ってる気がするけど、出てくる人出てくる人みんなトップさんで豪華すぎる!

お衣装も新調(たぶん)で、1幕はみなさん真っ白、2幕は黒とゴールド。スターさんにあわせて、デザインも違うお衣装で、とにかく豪華。

舞台には全国ツアーよりちょっと段数多めの階段が設置されていて、幕開きみなさんがずらりと並んだ姿に、客席からも「おおおおっ」とどよめきの声があがりました(笑)。

私がリアルタイムで見ていたのは水さんがトップの時代からなので、水さんがとなみちゃん(白羽ゆりちゃん)、みなこちゃん(愛原実花ちゃん)という二人の相手役さんと一緒にいるだけで涙。

みなこちゃんのお披露目だった『ロシアン・ブルー』も、ものすごく好きな作品で。水さんとみなこちゃんの「別れの言葉」がまた聞ける日が来るなんて、嬉しくてこれも泣いた。まだ見たことない方がいたらぜひ見てほしいー!



『ロシアン・ブルー』の時のショー『RIO DE BRAVO!!』で、きたさん(緒月遠麻さん)とそらちゃん(真波そらさん)という86期が一緒にいるのを見るだけでもまた涙。

 そしてあゆっち(愛加あゆちゃん)。退団後のあゆっちは、ほんともうめちゃくちゃかっこよくて可愛くてかっこよくて! 在団中はこの「かっこいい」を封印してたのかまだ目覚めてなかったのかわからないけど、とにかく今のあゆっちもすごく好き。で、ドレスを着ると隠しきれない、すごく鍛えてるんだろうなというボディもかっこよくて。お歌も存在感も空間を埋める力も、ますますパワフルになっていて惚れた。

ミュージカル『ヴェラキッカ』のあゆっちがめちゃカッコいいので見てほしい。美弥ちゃんもかっこいい。てか、この作品自体すごくいい。



それから、きわちゃん(朝月希和ちゃん)。きわちゃんは『夢介千両みやげ』の「惚れた、日本一のお人好し」をソロで歌ったのだけど、パンチがきいててすごかった💪

今回のメンバーで一番OGになりたてだし、相手役さんは(現役なのでこの舞台には)いないし、 『夢介千両みやげ』はコロナ禍だったので観劇した人も限られているだろうし、改めて曲を聞いてみると記憶していたよりずっと演歌だし、そんな中で堂々と歌い切るきわちゃんの姿も、とても頼もしく思えたのでした。

で、望海さん。ソロで「シルクロード」を歌って、その後真彩ちゃんと一緒に『ひかりふる路』から「今 Now」をデュエット。私の涙腺崩壊、号泣でした。またこの二人で歌うところが見られる日が、こんなに早く訪れるなんて思っていなかったし、なんなら私は退団後の望海さんの姿がなかなかちゃんと見ることができなくて。なんかいろんな気持ちがぐるぐるしてしまった。

でも、望海さんが「過去に何があろうとかまわない」って歌った時、つい”ああ、生田先生から真彩ちゃんを取り返しにきたんだわ”と思ってしまったのは私だけではあるまい(笑)。

なんて思っていたら、「今 Now」のあと軽く二人だけでトーク時間がありまして。まさかの真彩ちゃんの結婚話に。

正直なところ、真彩ちゃんと生田先生のご結婚の話題って、どこまで公の場で触れていいものかその匙加減が見極められなかったので、ここで望海さんが「おめでとう」って振ってくれたことで”あー、触れていんだ”ってわかってとても嬉しかった。

それにしても、私はずっと生田先生のミューズは望海さんだと思っていたので、真彩ちゃんとのご結婚を聞いた時は「そっち!?!?!!!?!?」ってなったんですけど(笑)。舞台と実生活では話が違うのですな。

ここまで書いて、まだこれ1幕だけの話なの。1幕だけでもうチケット代分楽しんだ!ってくらいの満足度。

東京公演は10月30日まであるし、そのあと大阪もあるし、なんなら配信もあるし、バージョン違い公演もあって(全部の曲あわせると120曲になるらしい…!)、ぜひ見てほしい……!


こうしてOGさんが学年を超えてひとつの舞台を作って、みなさんが顔を見合わせて涙を流し、笑顔で現役時代のことを話しておられるのを見ると、やはりこの歴史をこれからもつないでいってほしいと願わずにはいられません。

そして私も、観劇していた当時を思って懐かしさに涙を流し、OGさんと一緒に思い出を共有できる幸せを噛み締めたのでした。

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先月9月26日に発表になった、雪組の和希そらさんのご卒業。

二度目の主演東上公演となった『双曲線上のカルテ』が、大好評のうちに千秋楽を迎えた1週間後のことでした。

次世代のトップを担うひとりとして確実な結果を残していると、誰もが思ったさなかでの発表。

私の周りも、驚くというよりショックを受けた方が多かったように思います。

雪組 退団者のお知らせ | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。  
  
雪組 
和希 そら 
沙羅 アンナ 
琴羽 りり 

2024年2月11日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

思えば、2021年のバウホール主演公演『夢千鳥』もそのほとんどが公演中止となって劇団初の無観客ディレイ配信が実施され、最初の東上公演だった『心中・恋の大和路』はドラマシティ公演の最後が中止。青年館公演はその公演期間のほとんどである8月3日~9日11時開演の公演が中止となり、急遽8月10日に追加公演が行われるという異例の対応でした。

ご本人も、和希そらさんを贔屓にしているファンの方も、コロナ禍においてどれほどの涙を飲んできたか計り知れません。

いつ、どんなきっかけで卒業を決意されたのか、それはわかりません。

ただ、『2023年LEE11月号(10/6発売)「ことばの力 vol.8 和希そらさん」』こちらの記事を読んでみると、きっと何か新しいことを見つけて、だから次に進もうと思ったのかな…という気持ちになりました。

【雪組・和希そらさん】自分の人生を自分の足で歩くこと【宝塚スター|ことばの力】 | LEE
今の自分を作ったことば 「人は人、自分は自分。大事なのは自分の人生を自分の足で歩くこと」

この取材が行われたのはまだ卒業を発表する前だったと思われるので、そのあたりは触れていませんが、今読み返してみると”この先まだまだ宝塚で頑張ろう”という雰囲気ではない。

【雪組・和希そらさん】自分の人生を自分の足で歩くこと【宝塚スター|ことばの力】 | LEE
誰もが認めざるをえない実力を身につければいい、そう考えるようになりました
その実力がついたいま、もっと新しい場所で自分を試してみたくなってのではないかな、と。

そう思ったら、彼女の決断に勇気をもらうことができました。


卒業のタイミングはスターさんそれぞれ。こちらが「もっと見ていたい」と思っても、スターさんにもスターさんの人生設計があって、やりたいことがあって、それが宝塚だけとは限らない。

だからこそ、いま宝塚の舞台に立ってくれていることに感謝だし、その1回1回を大切に観ていたいと思うのです。

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