初心者のための宝塚観劇講座

宝塚歌劇団が好きで好きで仕方ない雨宮(あまみや)が、 趣味でお送りしているブログです。 チケットの取り方から、楽しみ方、観劇マナー、 マニアックな楽しみ方まで、ご紹介します。

カテゴリ: 観劇レポ


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気づけばもう少しで千秋楽を迎える
花組『邪馬台国の風』。

初見の友達には
そこそこ楽しく見てもらえてるようです。

男役さんはかっこいいし、
娘役さんはかわいいし、
お姉様がたも素敵なので、
深く考えずに見るには楽しいです。

だがしかし!

果てしなくリピートしていると!

どうにも気になって
気になって仕方ないことが
いろいろ出てくるんですよ!

その中の一つが、邪馬台国の大王
(物語序盤で死ぬ)のご息女・アケヒちゃん。
花野じゅりあさんが演じておられます。

アケヒちゃんは、
大王の娘なので、当然自分が後を継いで
邪馬台国の女王になると思ってた。
それなのに、ヒミコがやってきて
その座を奪われてしまったことに
恨みを持っている女性です。

で、邪馬台の連合国のひとつ
奴国の王・ヨリヒク(瀬戸かずやさん)と手を組んで
ヒミコを陥れようとしている。

ここまではわかる。
わかるのだが。

肝心なヒミコを陥れる手段に
ちょっとした疑問があるのだ。

そもそも、ヨリヒクが一人でいるところに
アケヒちゃんが近寄り
二人で手を組んでヒミコを陥れよう、
と持ちかけるのですが。
そのとき、アケヒちゃんは作戦を観客には明かさず、
ヨリヒクさんにだけ耳打ちするのです。

それを聞いたヨリヒクさんは
「なんとっ!!!! そのようなっ!!!!」
って、めちゃ驚くんですけど。

私がこの物語を見ている限りは、
その作戦って
ヒミコのところに男を送り込む
ってことなのかな、と。

その証拠に、この作戦が失敗したとき、
ヨリヒクさんはアケヒちゃんに
「ヒミコを陥れるために
タケヒコを近づけるだと!
(中略)
お前の描いたからくりはこんなものかっ!」
って逆ギレしてます。

あれ。
あれれ。

おかしい。

だって、アケヒちゃんが
「ヒミコがタケヒコのことを気にしてる」って知るのは、
作戦を耳打ちした後なんです。

作戦立ててた段階では、
ヒミコに想い人がいること、
アケヒちゃんは知らなかったはず。

なので、もしかしたら
ただの行き当たりばったりの
計画だった可能性も高い。

モヤる。

あ、そうか!
アケヒちゃんもいちおう巫女だから、
もしかしたら神の声が聞こえたのかな?
「ヒミコには気になる男がいますよー」って。

そんなばかな。

で、ヒミコにタケヒコをあてがう作戦に
失敗したアケヒちゃんは
とうとう背水の陣に出る。

狗奴国王・ヒミクコ(星条海斗さん)のもとへ行き、
「奴王とアケヒ、そして 狗奴国王が手を結び、
邪馬台国を奴国と狗奴国で半分こする」 

という謎の提案をするのです。 

え、アケヒちゃん
自分が何言ってるかわかってる!?
アケヒちゃんは、
自分が邪馬台国の女王になりたいんだよね? 
そのためにヒミコを陥れようと
さんざん計画してきたんだよね?

それなのに、
奴国と狗奴国で、邪馬台国を半分こする
そんな提案しちゃっていいの!?

そんなことになったら、
アケヒちゃんは女王になれないよ?
(邪馬台国なくなっちゃうから!)

それとも奴王・ヨリヒクと
いい感じに結婚しちゃって、
一緒に国を治めたいとか
そんな妄想しちゃってる?

わからない。
どう考えてもアケヒの行動が
意味不明にしか思えない。

考えれば考えるほど、
モヤモヤしていくのです。

誰か正解を教えてください。
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花組東京新人公演『邪馬台国の風』、
物語は、両親を殺され、
敵から隠れていたタケヒコが
お師匠さんとなる李淵に
出会うところから始まります。

李淵を演じていたのが峰果とわさん。
子タケヒコは深音ちゃん(咲乃深音さん)。

峰果さんがめちゃくちゃいいお芝居してたの。
怯えているタケヒコを驚かさないように、
ゆっくりと、やさしく、
でも一定の距離を保って話しかける。

答えられないなら
すぐ次の質問に変える。

厳しさと優しさと、
そしてタケヒコを立派に育てようとする意思と、
「ずっとここに居させてはいけない」という意思。
ここにいることが、タケヒコの宿命ではないと
お師匠さんはずっとわかってたんだね。
タケヒコとのやりとりで全部見えた。

深音ちゃんもとってもよくて、
両親を狗奴の兵に殺され、
ひとりで山奥に逃げてきて、
そこでようやく出会った老人が
敵なのか味方なのかわからなくて
やっと味方だとわかった時の顔。

男の子として、李淵について
ここで一人で生きていこうと思ってるいじらしさ。
まさかの公演開始5分で泣いた。

熱湯に手を突っ込んだ李淵に
どうやったらできるか考えてみろと言われ、
李淵の手をとり、
匂いを嗅ぎ、
薬草の入った鉢から同じ匂いがすることを見つけ、
これに違いないと確信するまでの顔。

子タケヒコは聡明な男の子だった。

そして、李淵のもとに
狗奴の兵がやってきた時。
「山奥で薬草をとって暮らしておる」
と言いながら、目の奥が光るのを
私は見逃さなかったよ。
この李淵さん、絶対なんかすごいもの持ってたはず。
だから狗奴国も放っておかなかったんだ。

私の中でモヤってた部分を
峰果さんの李淵が全部クリアにしてくれた。

物語の冒頭で、
すんなりタケヒコの生い立ちに感情移入できた。
峰果さん、実は声も高くて
そこだけ聞いたら全然女の子っぽいはずなのに、
本当に深みのある、いいお師匠さんだった。

新人公演の感想、まだまだ続く。
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花組東京新人公演『邪馬台国の風』を
観劇してきました。

新人公演を見ると
「これってこんな話だったのか」と
目から鱗的な感じになることが多いのですが、
今回もそのパターン。

大劇場の新人公演も相当よかったのだけど、
今回はさらに泣いた。

もう一度言います。

私は『邪馬台国の風』で泣きました。
しかも3度も(笑)。


主演のつかさくん(飛龍つかささん)、
無理して背伸びしない、
等身大の素直な役作りをしてて、
とってもよかった。
素直に喜び、素直に驚き、
素直に抱きしめる。
感情と行動がぴったり一致してる。

その一方で、ヒミコに対しての気持ちにも
一本しっかりと筋が通っていて、
どこか心の底で惹かれ続けている。

だからこそ「あなたは女王として生きる」と言ったり、
最後に「戦のない世にまた会おう」と言って
自分の気持ちに蓋をして語る時、声が震える。

できることなら一緒にいたい、
でもそれが「なんか違う」「こうじゃない」。

自分の人生でもあるじゃないですか、
「なんかしっくりこない」ってこと。

タケヒコにとって、ヒミコと一緒にいることが
まさにこの「なんかしっくりこない」
「こうじゃない」って感じだったのではないかと。
すごく好き、すごく思ってる、大事にしたい、
そんな気持ちと、実際に一緒に居続けることは
必ずしもイコールではない。

惹かれあってはいるけれど、
一緒にいることがお互いの幸せにはつながらない。

なんかすごく難しいけれど、
つかさくんのタケヒコには、
そんなものを感じたのでした。

華優希ちゃんのヒミコは、
儚くてもろくて、壊れそうで。

いつもどこかタケヒコに
すがるような目をしていて。
目が「行かないで」「抱きしめて」って
訴えてるみたいだった。

ヒミコの孤独、
ある種の絶望、諦め、
その中にタケヒコという希望が見えた。

そんな彼の言葉に振り回され、
最後の最後まで
「一緒にいて」とは口にできなかった
ヒミコという少女の
苦しい心のうち。

遠い国から巫女になるためにやってきて、
道中、襲われたところを救ってくれたタケヒコ。
彼に思いを寄せるのは当然の流れ。
そして彼が、
生まれ変わっても一緒になると信じている男だとなれば、
それはなんとしても引き止めたいと思うよね。

その引き止める一言を
自分からは言えないヒミコのもろさ。
そして切なさ。

華ちゃんの目が
その全てを語ってた。
あとはお歌がんばれ!

いいバランスの主演コンビでした。
タケヒコがヒミコのところに
忍び込んだ時も泣いたし、
ラストシーンも泣いた。

まさか、『邪馬台国の風』でこんなに泣くとは
自分でも思ってませんでした(笑)。

他にも素晴らしいお芝居してる人
たくさんいたので、続きはまた。
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花組東京公演『邪馬台国の風』『Santé!!』が
本日初日を迎えました。

『邪馬台国の風』 が別の作品かってくらい
印象が変わっておりました。
変更点が実に細かい。
全部思い出せる気がしませんが、
とりあえず「ルサンク」片手に思い出してみる。

  • 少年タケヒコ、熱湯に手をつける技の謎解き、鉢の中の薬草をつまみあげて理解。 前は鉢に薬草入ってるの見えなかったんだけど、大劇場から入ってた? なかったと思う。
  • 王さまがたの立ち話の時、邪馬台国ぽいボード(ヒミコの後ろに出てる紋章みたいなやつ)のセット追加。王さまがたと一緒にスーッとはけていきました。
  • タケヒコとクコチヒコの銀橋曲(争いのない大地、ってやつ)、歌い終わりに銀橋の端と端でお互い見合う。 大劇場の時から向かい合ったっけ? なんか初めて見た気がするのだけど、自信ないです。みりお担、きき担の方教えてください。→大劇場から向かい合ってたそうです(笑)。
  • 女王となったマナを花道から見たタケヒコ。そのあと銀橋のソロの時に、本舞台にヒミコが出たままになった。「不思議なえにし」の歌の中で切ない表情ではけていくヒミコ。これが超良い。ヒミコがタケヒコのことを想ってるのがすごく伝わってくる。思った以上の効果があった。
  • 奴王とアケヒの密談、花道で行われるようになった。本舞台の森のセットの中じゃないので、違和感なくなった。
  • 豊作の祭りの裏で、タケヒコに振られたイサカちゃん。ちゃんと下手(祭りやってるほう。タケヒコが歩いていったのと逆のほう)にはけるようになった。
  • 豊作の祭りの時、フルドリが花道に出て祭りを見学。そこにイサカちゃんが弓を持って登場。弓を見せながらなにやら楽しげに会話。二人で花道からはけた。
  • 盟神探湯が決まった時、牢の中のタケヒコがフルドリに「ひとつ頼みがある」って言う前に「盟神探湯をやる」みたいなセリフが追加されてた。
  • 盟神探湯のあと、「薬草と冷たい水のおかげです」の場面にフルドリとイサカも参加。 といっても裏からまわる時間がないので、暗い舞台をダッシュで横切って参加してたのがかわいかった(笑)。
  • そのあと、ヒミコも「私を守るために盟神探湯に応じた」って言うように。
  • 一騎打ちの前に、イサカちゃんが倒れてもなおクコチヒコにかかって行こうとするのをタケヒコが阻止して奥に連れてく。 大劇場では逆だったよね…? イサカちゃんがタケヒコかばって後ろに下がってたよね?
  • 一騎打ちに入る前のにらみあいが長くなったような気がする。
  • 一騎打ちで、クコチヒコがタケヒコの名前呼んで「お前か、タケヒコ。邪馬台に帰すものか!」って言ってた!  でも、クコチヒコはいつタケヒコの名前知ったんだろう。まさかこの戦闘で仲間が「タケヒコ」って呼んでるのを聞いて? ”そうか、あいつタケヒコって名前なのか!”って!? →邪馬台の兵が狗奴国の砦を偵察に行った際、タケヒコとクコチヒコが出会います。ここでタケヒコは、相手がクコチヒコだと知らずに名乗ってました! ク「お前、また会ったな」 タ「タケヒコだ!」って。その直後にタケヒコは名乗った相手がお師匠様を殺したクコチヒコだと知る。
  • クコチヒコに切りつけられたタケヒコ、完全には倒れなかった(気がする)。 →倒れてた。
  • ギャラクシーの場面の最後、タケヒコの「王さまがた、いまこの時です!」のあと、太鼓の音と照明と音声で邪馬台国と狗奴国の戦い表現。 なんだけど、SE集からとってきたような男性の声の戦闘シーンの音。「わーわーわー」「カンカン(剣と剣がぶつかる音)」みたいな。で、上のライトがチカチカしてた。
  • で、そのままエンディング。女の子たちが「はるかー高い空からー」って曲は歌うところは同じ。そのあとのセリフも同じ。で「いにしえのときー」ってのもあって、そのあとの大劇でデュエットダンスしてた部分がなくなり、その代わりに大陸を目指すタケヒコが「戦のない世にまためぐり逢おう」って言って「宿命」を歌う。ヒミコを本舞台に残したままひとり歌いながら銀橋渡る。 銀橋に入るあたりで「ひょおおおおおお」って風のSE入ります。で、最後に「いのちの輝きの間になすべきことをなせー」って歌ってエンド。
  • あと、どこかの場面でヒミコが盆回りせり下がりではけたとこがあった。



『Santé!!』
  • プロローグの客席降りの前に、それぞれサンテグラスを持って登場。みりおさんは日替わり、あきら(赤)、光ちゃん(青)、まいてぃ(青)、まひろくん(黄)の模様。
  • 客席降りの場所が変更に。 (通路が少ないから当たり前なんだけど) 
  • 光ちゃんのロケットボーイ、最初だけ光ちゃんもロケットの子たちも声が聞こえたんだけど、あとはマイク入ってなかった。
  • ラス前のゆきちゃんの場面。みんなの掛け声が盛大になった。
あとはそんな大きな変更はなかったように思う。
あ、シェフの場面のまひろアシスタントが、
魚を鍋に入れ損ね、落としました(笑)。
で、拾って無理やり入れてた。

とりあえず、『邪馬台国の風』は
ずいぶん印象が変わった気がする。
ヒミコの感情を表現する部分が増えたので、
やっとヒロインらしく描かれたというか。

ヒミコに感情移入して見ると、
結構泣ける気がします。

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星組・梅田芸術劇場公演
マサラ・ミュージカル
『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』が
千秋楽を迎えました。


雨宮さんも2回ほど観劇してきました。
恐れていたアンコールのマサラタイムも
日替わりで教えてくれる生徒さんのおかげで
なんとか無事にクリア。
(ただし、「ハ リッパ!」のタイミングだけは
最後までうまくいかず)

1月の国際フォーラムホールCとは
一部キャストが変わって上演された
今回の梅芸版『オーム・シャンティ・オーム』。

1月は、プレお披露目ということもあって
お祝いムードでいい感じでしたが。

再演は、メインキャストの一人である
ムケーシュがかいちゃん(七海ひろきさん)に、
主役オームの親友であるパップーが
まおさん(麻央侑希さん)になるなど、
キャストが変わっての上演。

初演もおもしろかったのですが、
再演はこの二人の振り切り方がすごくて、
よりいっそうコミカルな作品になっていました。

かいちゃんのムケーシュは
パッと見ただけで
絶対的な「やなやつ」オーラが出てて、
紅さんチームとの
棲み分けがしっかりできてる。

ただし、イケメン(笑)。

まおさんは、すごくいい意味で
純粋バカなパップーだった。
紅さんとのバランスが
とってもいい感じがしました。

初演の時よりも、
こっちも気軽な気分で観劇できたなぁという印象。
楽しかったです。

帰りに無償にカレーが食べたくなって、
とりあえずカレーパン買って帰ったよね(笑)。

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