2月26日に行われた花組大劇場新人公演『CASANOVA』を観劇してきました。 主演は99期から初めての新公主演となった帆純まひろくん。
まひろくんのこと、いつもブログで密かに愛でているとか書いてますけど、最近は彼の活躍の機会が増えてきて、全然密かじゃないですな(笑)。
私は彼の芝居が好きなのです。
『新源氏物語』の新人公演で六条を演じている彼を見て、えっちょっめちゃ色っぽいんだけどなにこれ!ってなって以来、彼の芝居が好きなのです。
残念ながら、がっつりを彼の芝居を見られる機会は新公以外ではあまりなく、新公もがっつり芝居したりそうでもなかったりが繰り返され。
昨年の『MESSIAH』『蘭陵王』あたりでようやく、他組担さんにもちゃんと認識されたかなという印象です。
とまあ、すごく前置きが長くなりましたが、私は待っていたのです。彼が全編通して大きな役を演じる日を!
新公主演おめでとうっていうのもあるけど、帆純まひろという役者が一人の人生をどうやって表現するのか、それがとても楽しみでした。
で、彼はやっぱりやってくれたよ………!
まひろくんの声がエロい
新人公演って、開演前のアナウンスも主演さんがやるじゃないですか。たいがい「かわいいなぁ」とか「男役っぽくつくってるな!」とか思って、微笑ましく聞くわけです。
ところが帆純まひろという人は。
地声なんでしょうけれども、めちゃくちゃ落ち着いたトーンで、ひとことひとことゆっくりと言った。
これが妙にエロい。
声が。
声の質が。
このちょっと鼻にかかった感じ。
すごく特徴がある。
こんなに…エロい声だったっけ。
2、3年前は、これが逆に「通らない声」に聞こえることもあったのだけど。
いつの間にか弱点を武器に変えてたんだなぁと惚れ惚れ。
また帆純まひろという人にやられました。
まひろくんのビジュアルがやばい
さて、ここぞとばかりにまひろくんを褒めちぎってますが(笑)。続いてはビジュアル。
彼はそんなスタイルがいいほうではないんです(失礼)。
しかし、そんなことが気にならないほどのビジュアルのよさ。
個人的にはめちゃタイプ。
新公のカサノヴァもやばかったー。
後日スカステニュースでダイジェストが放送された際も、友人から「ちょっ帆純くんすごくカッコいいんだけど!?」って連絡が続々と…。
だから前から言ってるじゃーん! ようやくわかってくれた!?
ってなりました(笑)。
……と外側から感想を言ったところで、肝心なお芝居について。
まひろくんのカサノヴァは、こじらせてないドン・ジュアン
誤解を恐れずに書くと。まひろくんのカサノヴァは、こじらせてないドン・ジュアンだった。私、生田先生×望海風斗『ドン・ジュアン』がめちゃくちゃ好きだったのです。
『CASANOVA』では、劇中でモーツァルトがカサノヴァをモデルにオペラ『ドン・ジョバンニ』を作るので、すごく乱暴に言えばカサノヴァとドン・ジュアンが同一人物であるとも言える(雑すぎます)。
で、なにが「こじらせてないドン・ジュアン」なのかというと。
女たちからの愛され方。
『CASANOVA』の本公演でみりおさん(明日海りおさん)が演じるカサノヴァは、これもすごく雑にいうと「超絶美形ナンパ師」みたいな印象なの。
それが新人公演のまひろくんのカサノヴァは、「本人何もしてないのになぜか女が寄ってくる色男」に見えたのです。
カサノヴァの生い立ちは劇中ではあまり語られておらず、父親のような存在の人物が出てきたり(でもただのパトロンぽくもある)、歌の中に初恋を振り返る歌詞が出てきたりするくらいで。
なのでカサノヴァにどんな幼少期があったのかはわからない。
でも、すっとした立ち姿で、立ち上るような色気があり。エロい。
たとえカジノのはじっこでぼんやり立ってお酒を飲んでいるだけでも、女たちが群がってくるような、そんな色男でした。
これ、個人的には望海さんの演じてたドン・ジュアンとちょっとかぶるところがあって。
観劇しながら「うあああああこれ超絶好きなタイプの男や」と悶える雨宮。
だめだ……。
完全に好き(笑)。
というわけで、新公幕開き2秒でやられたのでした。(うそ、2秒ではまだ牢獄でうだうだやってる場面)
というわけで、細かいお芝居の感想は次の更新で。
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