昨日、次回星組大劇場公演の演目が発表になりました。

宝塚星組が菊田一夫「霧深きエルベのほとり」上演、潤色・演出は上田久美子 - ステージナタリー
「Once upon a time in Takarazuka『霧深きエルベのほとり』」は菊田一夫が宝塚歌劇団のために書き下ろし、1963年に初演された作品。今回は潤色・演出を上田久美子が担当。エルベ河に隣接する港町を舞台にした、船乗りカールと名家の令嬢マルギットの切ない恋が描かれる。

昨日は”「霧深きエルベのほとり」てどんなんじゃー”ということに終始したのですが(私が)。

よく見たら、冠に「Once upon a time in Takarazuka」ってついてる。

むかしむかし、たからづかで…

今回は、単なる再演ではなく、いわばリブートだと思っていいのでしょう。

『ベルサイユのばら』をリブートしてほしい

宝塚で何度も何度も繰り返し上演されている作品が『ベルサイユのばら』。

これをそろそろリブートしてほしい。

もちろん、初演の植田紳爾先生が作った『ベルサイユのばら』が、宝塚に残した功績は偉大です。それは重々承知しています。演出も、当時としては画期的な手法を取り入れたと聞いたことがあります。

だからこそいろいろ否定的な意見も出るでしょうが、思い切ってセリフもナチュラルな話し言葉にして、曲もまるっと作り直してほしい。

そろそろ少女漫画的手法から離れて、舞台で見せる歴史ドラマとして昇華させてもいいんじゃないだろうか。

世間では、いまだに宝塚が「ドレスを着てキラキラした少女漫画を上演している劇団」思う人も大勢います。そのイメージを払拭するには、『ベルサイユのばら』を本気ミュージカルに作り直すのがいいような気がします。

現在の『ベルサイユのばら』を初心者にオススメしない理由

『ベルサイユのばら』に関しては、再演されるたび、宝塚ファンと非ファンの温度差をすごく感じます。

いまだに、宝塚を見たことない人には「『ベルサイユのばら』をやるなら見たいわ」と言われるし、実際、一般的には『ベルばら』をやるとチケット難になるけれど、

少なくとも私の周りの宝塚ファンは「『ベルばら』きた……おわった…………」みたいな空気になります(笑)。もう何度も見てるし、飽きてるのよね…。

(それでも何度も劇場に足を運ぶのは、単に贔屓が出ているからである)
(ぶっちゃけ、中身が面白かろうがつまんなかろうが、贔屓が出ていれば見るのです)

初めて宝塚を見る方に、『ベルサイユのばら』は絶対オススメしません。

原作漫画が大好きな方以外は、お話もあんまりわからないかも。

宝塚版『ベルサイユのばら』は「オスカルは女性だけど男として育てられ、それをみんな知ってる」とか「アンドレはジャルジェ家のばあやの孫で、黒い騎士に目を斬られて以来、徐々に視力を失いつつある」みたいな設定を説明してくれないバージョンが多数存在するので、

正直、原作を知らないと「?」となることが多いです。

あと、セリフも曲も演出も「ザ・昭和」です。はっきり言って今見るとダサいです。

これを「宝塚の古典なんだ」と理解して見てくれるならいいんですが、「宝塚ってこんな感じなのね」と思われちゃうと困ります。これは特殊な作品なのです。


宝塚ファンを長くやっているとだんだん感覚がずれてきて、

この『ベルばら』を見ても「@@さんのオスカルは似合ってる」とか「@@さんはロザリーぽい」とか「今宵一夜(←オスカルとアンドレのラブシーン)はあるのか」みたいな

物語の演出をすっ飛ばした、ポジティブな意見しか言えなくなりますけど(笑)。


宝塚歌劇105周年とか、2020年に向けて何か新しいことをするなら、『ベルサイユのばら』のリブート版、いかがでしょうか。

小柳先生に…と言いたいところだけど、思い切って生田先生とかに渡してみると、漫画から離れておもしろいものができそう。

小池先生は、お忙しそうなので…大丈夫です(笑)。
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