宝塚のチケットって、他のミュージカルと比べると安いと思います。

そりゃあS席は大劇場8300円、東京8800円なので、ぽいっと簡単に払える金額ではありません。

でも、70人近い演者が登場して、オーケストラの生演奏で、休憩入れて3時間たっぷり楽しめるという意味では、私は十分元がとれると思ってます。

外部(←宝塚以外)のミュージカルは、一番多いS席が12000円くらいだもんね。


昨夜、劇団公式Facebookを見ていたら、こんな投稿がありました。

なんで3500円が「Tシャツ1枚の値段」との比較なんだろう(笑)。

私にとっては、飲み会1回くらいの値段、という感じです。

飲み会も、ちょうど3時間くらい(いやむしろそれより短かったり)だし。リアルに「この飲み会行くくらいなら、当日券で宝塚見るわー」と思うことも多いからです。(しかも当日券はもうちょっと安いので、さらに宝塚のほうがいいわーってなる)

驚いたことにこの投稿へのコメント欄には(Tシャツ1枚値段へのツッコミもありましたが)値段ではなく「チケットが取れない」という文字がズラズラと繋がっています。

劇団はなぜこのタイミングでこんな投稿をしたんだろう…。

大劇場の星組さんは今日が千秋楽なので、今週金曜からの雪組対策なのではないかと思っています。

望海さんのトップの歴史に「大劇場連続稼働率100%以上」の文字を残したいのかなー。

▼ちなみに2018/06/04 8:56現在、今週から始まる雪組大劇場公演のチケット、まだ売ってます。
公演日程情報一覧|宝塚歌劇Webチケットサービス
 

「チケットが取れない」というのは、私も周りの人によく言われる言葉です。

実際、東京公演のチケットはなかなか取れません。

▼一応、当ブログでも買い方まとめております。
宝塚歌劇のチケットの買い方:前売り券 : 初心者のための宝塚観劇講座

ただ大劇場公演は、よほどの人気公演でなければ平日の公演なら当日朝にふらっと行っても観られます。立ち見のこともありますが。

▼当日券の買い方はこちら。
宝塚歌劇のチケットの買い方:当日券 : 初心者のための宝塚観劇講座 

10年くらい前は、東京でも開演ギリギリにふらっと立ち寄ってチケットが買えることも多かったのですが、宝塚自体の人気が上がったり、ネットの普及でチケットの購入ルートが多岐に渡ったりと、すっかりチケット難になりました。

観たい人が増える=チケットがない、これは当然だと思います。

「そうはいっても雨宮さん、めちゃ観劇してるじゃないですか」と言われるかもしれませんが、毎回チケットを必死に探しているからです。

雨宮さんは重度のヅカヲタなので、たぶんみなさんの想像の100倍くらい、チケット探しに手間と時間をかけています(笑)。

私が心がけているのはただ一つ、「この日の公演を観たいからチケットを申し込む」ではなく「観に行ける日の公演をとりあえず全部申し込む」です。

こちらにピンポイントで日程を選ぶ権利はありません(笑)。

全部取れることなんてないので、とにかく行ける可能性がある公演は全てエントリーするのです。そうすると、どこかの何かが当たる。

人気のある興行なら、みんなこんな感じじゃないのかなぁ。

もちろん、「どうしてもこの日しか行けない」という方がいらっしゃるのもわかっています。それぞれ家庭や仕事の事情がおありでしょう。

しかし、宝塚はディズニーランドではないのです。もはや行けば入れるってもんじゃない(よく知らないけど、ディズニーランドだって入場制限かかるときあるよね)。

人気アイドルのコンサートのチケットを手に入れるような感覚です。

A室ちゃんのツアーだって、「見られるなら全国どの会場でもいい」って申し込む人多かったでしょ? (←私の周りのファンの人はそうだった)そんな感じです。

雨宮さんも、東京のチケットが取れなさそうなら、比較的チケット取りやすい大劇場に遠征します。

周りの友達も、家庭や仕事がありつつも、なんとかやりくりしています。

こうやって文章にすると、「ヅカヲタまじヤバイ」みたいな感じになりますが(笑)。

こういう感じの人がたくさんいて、チケットめちゃくちゃ必死に確保してまわっているので、そりゃあ普通にしてたら「チケット取れない」ってなるよね…と思ったりします。

ただ、チケットを定価以上の高額でやりとりすること関しては、私はイヤ。

値上げしている分が、演者の手元にボーナスとして入るならいいですよ? でも知らない人のお小遣いになるのは気分が悪い。

客席にいても、案外聞こえてくるのです。「この席、高いお金払って手に入れちゃったわ」って。

そんなときは、ちょっぴり悲しくなるのです。お願い、もし高額で落札しててもここで言わないで…。

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