初日から10日を迎えた
雪組『幕末太陽傳』『DS』。

先週、2度目の観劇をしてきました。
咲ちゃん(彩風咲奈さん)も復帰されたので、
ようやく感想を書こうかな、と。

その前に、『幕末太陽傳』を楽しむために
知っておいたほうがいいことの追加。

まあ、知らなくても前後の流れで
話はわかるのですが、
あとから「そういやあれは本当のことなの?」って
調べたい欲が湧いてきたのです。

ちょいちょい出てくるのが「熊野の起請文」。
落語の「三枚起請」が盛り込まれた場面です。

「起請文」というのは。

起請文(きしょうもん)とは - コトバンク
江戸時代、男女間の愛情の変わらないことを互いに誓い合って書いた文書。遊女が客に誠意を示す手くだとして用いた。起請。起請誓紙。

で、「熊野の」というのは。

牛王宝印(ごおうほういん)とは - コトバンク
熊野神社、高野山(こうやさん)、八坂(やさか)神社をはじめ、山王、白山、熱田(あつた)、富士浅間(せんげん)など各地の社寺で出す災厄除(よ)けの護符をいう。略して牛王ともいう。熊野のものがもっとも有名で、半紙大の紙に熊野神の御使(おつかい)といわれている八咫烏(やたがらす)のしるしがかかれている。熊野の神は虚言を正すとの信仰から、中世以後の武士は起請文(きしょうもん)を書くのにこの牛王宝印の裏に署した。

熊野神社で授かる護符の裏に
お女郎さんがお客さんに向けて
「あんたのこと思ってるわ」って
誓約文を書いたんですな。

起請文は、神様用と自分用、誓う相手用の
3枚一組で用意されたようなのですが、
誓いを破ると、神様のつかいである烏が死ぬんだとか。
ひとつの誓いにつき3枚の護符なので、
誓いを反故にすると
三羽の烏が死ぬ計算になります。


さて。望海さん演じる高杉晋作は
「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」
と歌います。
(どうやら本当に、
これは高杉が作った詩と言われているらしい)

で、三千世界というのは。

三千世界(さんぜんせかい)とは - コトバンク
さんぜんせかい【三千世界】 
① 〘仏〙「三千大千世界」の略。 
② 広い世間。 「 -に頼る者もいない」

三千大千世界(サンゼンダイセンセカイ)とは - コトバンク
仏教の世界観による広大無辺の世界。須弥山(しゅみせん)を中心に日・月・四大州・六欲天・梵天などを含む世界を一世界として、これが千集まったものを小千世界、それが千集まったものを中千世界、さらにそれが千集まったものを大千世界といい、これらを総括していう。三千世界。

この都々逸、
お女郎さんが「好きな人と一緒にいたい」
という気持ちを歌ったもののようです。

遊郭では、お客さんが帰るのが
朝の6時だったそうなので、
たとえお客さんのことが好きでも
ゆっくり一緒に朝寝坊なんてできない。

「烏を殺し」とは、
お女郎さんはいろんなお客さんに起請文を渡してる。
なので、それを反故にすると烏が死んでしまう。
たくさん起請文を渡しているなら
それだけたくさんの烏が死ぬわけです。

「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」は、
「世界中の烏が死んじゃってもいいので、
好きな人と一緒に朝寝したい」という意味のようです。
(※諸説あります)


あとはがおちゃん(香綾しずるさん)演じる
鬼島又兵衛のあたりを調べたいんだなぁ。


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