本日、東京宝塚劇場で行われた星組新人公演“『こうもり』…こうもり博士の愉快な復讐劇…”を見てきました。今回の新人公演の演出は町田菜花(まちだ・なのか)先生。私は初めて聞くお名前。

とっても素晴らしい新人公演でした。若手メンバーだけでこんなに歌えて芝居ができるなんて! 崩しすぎず、脱線しずぎず、ひとりひとりのキャラクターが粒立っていて、ちょっとした動きにも笑いが起こる…丁寧に作られたお芝居だなぁと感じました。

本公演と違い、第2場Aウィーン女神公園からヒロイン・アデーレ(真彩希帆さん)が登場

ここで女優になるための芝居の稽古をしているところに、ファルケ博士(紫藤りゅうさん)とアイゼンシュタイン侯爵(綾凰華さん)がやってくるわけです。あとアルフレード(碧海さりおさん)も。

本公演ではウィーン女神公園でお稽古している場面はなく、後半のセリフの中で消化されている。そのせいもあってか、アデーレの「女優志望」というのがわりと薄く感じられます。

しかし新人公園はこのお稽古の場面があるおかげで、後半の「夢に向かって歩き続ける姿が美しい」「科学も同じです」というセリフが生きてくる。

そうなんだよ。

この芝居の主人公の職業は「博士」だったんだ。

この場面を見ていてふとそれに気づき、なんだかいろいろ腑に落ちました。本公演を見た時は特にファルケ博士がどういう人なのかあんまり気にしてなかったんです。というより、貴族だと思ってた。

(と思って、いまキャスト表を見たら「ファルケ博士(貴族であり物理学者)」って書いてあった…( ̄◇ ̄;)  貴族だと思っていたのは正解なのか。みんなが「ファルケ博士」「ファルケ博士」って呼んでるのに、なぜだか博士だと思ったことがなかったのであります)

それが、新人公演では女優を目指すアデーレちゃんと、科学の世界で研究を重ねるファルケ博士が、すっと並んで前を向いて歩くところが想像できて、あ、もしかしたら二人はこの先何かあるのかなって納得できた。なんか、同志というか。

すっきりしました。

さて、ひとりひとりの感想。

紫藤 りゅう(ファルケ博士(貴族であり物理学者))

どんどん素敵な男役さんになりますなぁ。意外な気もするけど、声がみりおさん(明日海りおさん)に似ています。お歌も上手でしたし、何より上に書いた「博士」だってことがよくわかった。冒頭の酔っ払い場面もそこまで醜態をさらさず、終始クレバーな感じが出ていて好感が持てました。

真彩 希帆(アデーレ(アイゼンシュタイン侯爵家の侍女))

今回はどうしても真彩ちゃんを見たくて、執念でチケットを手にいれたと言ってもいい(笑)。歌えることは前から知っていましたが、本当に素晴らしかった。ずっと真彩ちゃんの課題はお芝居がふわふわしてることだと思っていたのだけど(うまく説明できないが、地に足がついていないというか、フェアリーすぎるというか(笑))。今回はディズニープリンセスような可憐な存在感もありつつ、以前よりしっかりと地面に足がついていた印象。「真彩ちゃんの笑顔を言えばコレ」という表情があるんだけど、それ以外の表情ももっと見たいです。一度顔をぐしゃぐしゃにしなくちゃ表現できないような役が回ってくるといいのだけど。とにかく今回は歌がたくさん聞けて嬉しかったです。

綾 凰華(ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン侯爵)

きんぐ(蓮城まことさん)に顔が似てるなぁと思いながら見てしまった。今年1月のバウ『鈴蘭(ル・ミュゲ) —思い出の淵から見えるものは—』でのお芝居が印象的だった>綾凰華さん。あれから4ヶ月なのにうんと大人っぽくなりました。歌もお上手でした。

桃堂 純(フランク(刑務所長))

いい具合に大人で、いい具合にキザな男でした。フランス語喋らなくちゃいけないくだりのアドリブは、ひたすらフランスの食べ物やら名所を言ったあと「ベルサイユノバラ、オスカル、アンドレ、ワタシヲダーケー」でした(笑)。

音咲 いつき(ラート教授(ファルケ博士の恩師))

安定したお芝居、大人っぽさも優しい包容力もありました。

遥斗 勇帆(オルロフスキー公爵(ロシアの皇太子))

やりすぎないおもしろさというか、真面目なおもしろさがよく出てました。

天路 そら(フロッシュ(刑務所の看守))

おもしろかったー(さっきからおもしろいしか書いてない)。まさかのアイゼンシュタイン侯爵に手錠をかけた後、自分の手にかけてあるほうの輪っかがはずれて付け直すという緊急事態に(笑)。酔った感じのままガチャガチャ付け直して、無事にお芝居続行しました。おもしろかったよ。

朝水 りょう(ラモン大佐(公爵家の招待客))

まじイケメン…! とりあえずイケメン充させてもらいました。とりあえずオルロフスキー公爵邸の場面のキスシーンはガン見するよね! 最初キスしようとしたらちょっと相手役さんに逃げられるんだけど、なんとか捕まえて後頭部から抱え込んでキスしてた\(^o^)/

拓斗 れい(ネッケル子爵(公爵家の招待客))

まじイケメン…2! たくてぃーでもイケメン充させてもらいました。キスシーン、朝水先輩と交互に見てたんだけど、肝心なところを見られず、気づいたらものすごくアクロバティックな格好でキスしてた。何があったんだ、キミのところのカップルに。

華鳥 礼良(ロザリンデ(アイゼンシュタイン侯爵夫人))

芸達者な娘役さん。お芝居も歌も上手だったなぁ。

天華 えま(クリプトン(ファルケ博士の助手))

七三分けのぴっちりヘア(七のひと束がおでこに垂れてる)。メガネ。イケメンでした\(^o^)/


しかし今回の新人公演、極美慎くんにこれといった役がついていないのが謎。本公演のショーでは「STARS11」のメンバーにも入っている注目株なのに。なんなら、そのうち新人公演主演するんじゃないかくらい思ってるのに。次はいい役がまわってくるといいなぁ。

ところで、「そらみみスピーカー」に似ている商品が開発されているようです。

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