宝塚のトップスターはどうやって選ばれるのでしょうか。もちろん、実力や人気も必要ですが、クリアすべき条件がいくつかあるとされています(まれに例外の方もいらっしゃいますが…)。
 

入団して7年目までのタカラジェンヌは「新人」と呼ばれ、本公演中に一度新人だけで本公演と同じ演目を上演する日があります。これは「新人公演」と呼ばれます。この新人公演で主演に抜擢されるタカラジェンヌは将来有望とみなされ、未来のトップスター候補となります。

それから、バウホールなどの小劇場公演で主演を経験することも、トップスターへの階段を上るステップとなります。
 

新人公演の主演、バウホール主演を経験した男役スターは、だんだん組の中でのポジションがあがっていきます。それがリアルに確認できるのは「ショー」です。「ショー」で踊る場所がセンターに近くなる、ソロで歌う、踊る、銀橋と呼ばれるオーケストラピットの前の道を渡る、群舞の中でひとり衣装が豪華になる、「ショー」の最後に大階段を降りてくる順番が後になるなど、徐々にステップアップしていきます。芝居で準主役を演じる、「ショー」でトップスターに次ぐポジションを与えられる、最後にトップスターより一回り小さい羽を背負うなど、二番手としての地位が与えられたのち、トップスターに就任します。

トップスターが退団を決めた場合、およそ半年前に退団発表記者会見が行われます。それからしばらくすると、次期トップスターが発表になります。トップスターが退団した翌日から、新トップスターが組の看板スターとなります。


娘役トップスターも就任までの条件はだいたい同じで、新人公演でヒロインを演じること、小劇場公演でヒロインを演じることなどが必要です。ただし、娘役はただ実力や人気があるだけでは娘役トップスターにはなれません。宝塚はトップスター(男役)が中心の世界。ですから、その時のトップスター(男役)と相性がいい娘役が選ばれます。歌のうまいトップスターには歌のうまい娘役が、スタイルのいいトップスターには並んでも見劣りしないスタイルの娘役が…といった具合です。ですから、娘役はそのタカラジェンヌがどんなに人気や実力があったとしても、その時のトップスターに合わなければ抜擢されないのです。

やる気スイッチ入ります。ポチッとお願いします♪( ´▽`)

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村